Course No.1
丹生山・帝釈山の由来・歴史
六甲山系の裏側に位置する山。六甲の賑わいをよそに、静かな山歩きが楽しめる神戸の秘境的な山。
山頂にはかつては丹生城があり、現在でも城跡が残る。
丹生山の山頂に明要寺という寺が6世紀に建立され、平安時代末期には神戸・福原に都を構えた平清盛がこの寺に寄進し、福原京から参道を整備するなど、発展していたということが伝わっている。
見どころ・名所
丹生山橋
昭和十六年建立の「丹生山橋」
丹生山橋周辺には石碑などがあり、見応えのあるスポット。
丹生神社
丹生山山頂には、丹生神社があり、丹生都比売(にうつひめ)を祭る。
この丹生都比売は呉越より渡来した水銀鉱業を生業とする丹生氏(にうし)の氏神。戦前までは「にうやま」と呼ばれることもあった。
帝釈山頂上
標高586メートルの帝釈山頂上では、瀬戸内海と明石海峡大橋が見渡せる。
帝釈山は、南面がうっそうとした照葉樹に覆われているのが特色で、自然も豊かで、里山の雰囲気が色濃い。
義経道
義経道は、平安時代末期の源平の争いで、源義経が一の谷の戦いの際、鵯越へ向かうときに通った道と伝わる。義経道を下り始める所に江戸時代の明要寺僧侶のお墓。竹林の山道が続く。
実際に登られる時は地図やマップアプリなどでルートを確認した上で
安全に山歩きをお楽しみください。